江戸角凧の作り方
江戸角凧（江戸小凧１０本骨・１４本糸目）のできるまでをご紹介します。
江戸角凧 『横向き達磨』 を作ります。
１．作る凧の大きさに合わせて和紙を裁断します。
２．裁断された和紙に墨、染料、顔料で凧絵を描きます。
３．竹を割り、凧の大きさに合った骨を作ります。
（縦骨３本、横骨５本、筋交い骨２本）
４．仕上がった竹骨は天地の骨を除いて巻き骨にします。
５．細く切った和紙に糊を付けながら割り竹に巻いて、巻き骨を作っておきます。
６． 凧の仕上がり線に「竹べら」で筋を付けて折っておきます。
７． 縦、横、それぞれを四等分して骨の位置を割り出し、骨を通す穴をナイフで開けておきます。
８． 縦骨３本の下端を穴に通して糊で貼ります。
９． 次に天地を除く横骨３本を左右の穴に通して糊で貼ります。
１０． 次に筋交い骨２本を上下の穴に通して糊で貼ります。
１１． 先を割ってある縦骨に天骨を差し込み、両端の穴に通して糊で貼ります。
１２． 地骨を左右の穴に通して糊で貼ります。
１３． 補強のため、凧の左右両端に麻糸を横骨に結びながら張ります。
１４． のりしろに糊を付け、凧のふちを竹骨と糸をそれぞれ包むようにして貼ります。
１５． 回りの糊が乾いたら、目に溶かした蝋を塗ります。余分な蝋は溶かしながら拭き取ります。
１６． 横骨５本にそれぞれ反り糸を結びます。
１７． 横骨５本の両端に出ている竹の片側に反り糸を一巻きして、凧全体を反らせます。
１８． 糸目の位置に針で穴を開けて、糸目糸を１４本付けます。結び方は場所により異なります。
１９． 糸目を合わせます。
２０． 長い糸目を「鎖編み」します。
２１． 完成です。
江戸凧について
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